総合型選抜の回想(生命理工学院)【こう の場合】

こんにちは!iGEM Tokyo Techのこうです。私も総合型選抜で東工大に入学し、二次試験がもうすぐとのことで、リレーブログを引き継ぎました。よろしくお願いしますー!

少しだけ自己紹介をすると、今は東工大生命理工学院1年生です。中高は渋谷にある学校に通っていました。高校生の時は、理系で生物化学選択、社会は地理選択でした。大学受験はAO入試(東工大生命理工学院の総合型選抜、SFC 環境情報学部)と一般入試の両方を視野に入れて勉強してました。全部のお話は長いと思うので、今回は東工大 生命理工学院の総合型選抜のこと、特に二次試験メインにお話しします。今すぐ受験を控えている人もそうでない人も、これを読んで受験への意欲を高めてもらうこと、何より受験を楽しみに感じられたらなと思います!
さっそく当日のことから!

二次試験の筆記試験

生命理工学院の二次試験は筆記と口頭試問を含む面接の2つの過程がありますが、最初に筆記試験について少しだけお話します。印象に残っているのは大方よくないことで、部屋が激寒だったのと試験中時間を勘違いしていたことです。部屋が寒いのは、国立大学なので予想してましたが、本当に寒くてコートを膝にかけながら受けました。カイロとか持っていると良いかもです。時間の勘違いについては完全に私のミスで、400字の記述が1つと200字程度の記述が2つ残っている時点で残り時間あと10分でした。回答欄の空欄は本当によくないので、高速でわーっと書いた気がします。当たり前のことですが、時間を気にしながら解きましょう(笑)。ほんとに笑えなかったです。面接まで時間があったので気持ち切り替えました!というかむしろ面接にかかってると思って、面接がんばろっと思いました。

二次試験の面接で聞かれたこと

当時の私、面接で聞かれたことを家に帰りながらメモしてたみたいです。今の私はあんまり覚えていないのですが、iphoneのメモが見つかったのをそのまま、参考になればと思い載せてみます。
①生命理工学院を志望した理由は?
②生命理工に関わることで今までしてきたことについてアピールしたいことを聞こうと思ったけど志望理由に含まれてたよね。他にアピールしたいことある?
ここからは口頭試問は5つほどでました。
③RNAウイルスにはいくつか種類がありますが、3つ以上あげてそれぞれの説明をしてください
④DNA mRNA タンパク質の一連の流れを何という?
⑤がん細胞と正常細胞の違い
⑥どうなったらがん細胞になるのか
⑦正常細胞はなぜ正常細胞でいられるのか
⑧大学で数学と物理が始まるけど、どう思う?高校で物理を学んでないよね。

ざっくりこんな感じでしたが、15分くらい私1人対6人の教授とした面接(というかお喋りです)はあっという間でした。面接が終わって本館からウッドデッキに出た時、楽しかったー!と口に出たほどです。今では何がそんなに楽しかったのかわからんけど、とにかく笑顔で終わりました。面接中もにこにこしていると良いと思います。勝手に楽しくなります。大学の先生とお話したことが無い方がほとんどだと思いますし、今までにない緊張を感じるかもしれませんが、休日にわざわざ15分も6人もの先生が色々興味持って聞いてくださるなんてありがたいなと思いながら、素直に受け答えすれば大丈夫です!私も最初の志望理由だけを何回も練習して、あとはその場の流れで乗り切ろうといった気持ちでした。

一次試験についてちょっと

二次試験に進んで今東工大に在学していますが、実は共通テストで点がとれず、一次試験の突破基準を満たしていませんでした。だけどここにいるので、何があるかわからないなぁと思います。志望理由を800字という短い文章にまとめるのは大変なことかもしれないけど、昨年は一次試験で54人から18.19人くらいに絞られていたこともあるので、一次試験の志望理由書、熱く語って推敲を重ねてください。理科の教員、国語の教員など、いろんな人に何回も添削を頼みました。生物の知識がない人にも読んでもらうと良いと思います。手描きの文字も緊張しながら東工大で売ってるボールペンで書いたのが懐かしいです(普通のペンで良いと思います)。これから挑戦するよって方は頑張ってください。

二次試験まで

11月頃にSFC AO入試の合格をいただいていて、SFCも第一志望だったので、そこからはもう一つの第一志望 東工大の総合型選抜に向けて過ごすのみでした。共通テストまでは他教科も勉強していましたが、その後は生物のみです。正直時間がありすぎるなとも思いましたが、今まで通り生物資料集を眺めたり、生物の先生に勧められた本を読んで気持ちを高めたり、筆記試験に備えて考察中心の問題集を解いたりしていました。もちろん過去問も解きました。当日も、生物資料集が大好きだったのでそれ1つと、本(合成生物学についての本ですが、高校の先生に借りました)を持って受験会場に向かいました。筆記から面接までの時間が2-3時間あったので何か読むものがあると良いと思います。

生物学オリンピック

余談ですが、ぜひ挑戦していただきたいなと思うので、生物学オリンピックのお話をします。生命理工学院の総合型を受ける皆さんは、それぞれ生物学が好き!な気持ちやわくわくを感じる瞬間を持っているのかなと思います。そんな皆さんにおすすめなのが生物学オリンピックです。生物学好きな中高生が集まって一緒に問題を解いて、競って、もっと好きになることができる場所です。私は高校2. 3年生で参加して本選に行きましたが、東工大の総合型を受験するきっかけや対策にもなったので、まだこれから受験がある方はぜひ調べてみてください。面白いです。

最後に

最近だといろんな受験方法があり、もはや情報戦ですが、生物選択なのに東工大に入れるんだと知った時は驚きましたし嬉しかった記憶があります。同じように生物を選んでこの受験をしようと、東工大への入り口を知っていることだけでも凄いことだと思います。自信を持って、東工大で学びたい気持ちをぶつけてみてください!少なくとも生命理工学院の先生方は生物好きな皆さんが欲しいはずです(たぶん)。他の学院志望の方も、それぞれの先生が意欲ある皆さんを待っていると思います。自信が大事です!
あとは何よりも健康に気を付けて!本番の緊張感も含めて楽しんで!応援してますー!